起業してやりたいことが増えていくと、どうしても時間やエネルギーの使い方に偏りが出てきますよね。特に女性は仕事と家事の両立、子どもとの時間の確保、親のケアなど、24時間じゃ足りない!って言いたくなる状況に置かれたりします。
夫婦仲に亀裂が入ったり、子どもがいうことを聞いてくれなかったり。今回はそんな状況から、どうやって抜け出せばいいかをお伝えします。

忙しいと、つい家族にイライラしてしまう…というあなたへ
仕事と家庭、たくさんのタスクを抱えていると、「なぜ私だけ??」という気持ちになってしまうことがあります。ついパートナーや家族に対してキツイ口調になったり、心がモヤモヤしてしまうこともありますよね。
でも、そうなるあなたの心の奥には、「がんばってる私をちゃんと見てほしい」という小さな叫びが潜んでいるかもしれません。
起業しながら、同時に家庭を支えるのは、並大抵のことではありません。だけど、周りに認めてもらう前に、まずはそのがんばりを自分自身が認めてあげること。それが心のバランスをとることにつながっていきます。
家庭と仕事の境界線をはっきりさせたり、両立させたりするのはとても大変です。それより、「自分のエネルギーの使い方を丁寧に選ぶ」ことで、無理なく自然と関係性も整っていきます。
たとえば、パートナーに対して、「してほしいこと」を感情的になってにぶつけるのではなく、言葉を選んで優しく伝えてみると、反応が変わってくるんです。
→「自分のエネルギーの使い方」については、こちらに書いています。
「応援してくれない夫」への違和感の正体
夫が起業に協力的じゃない、理解してくれない、応援してくれない——そんな声もよく耳にします。
そんな時は、意外かもしれませんが、あなたの心の中に「自信のなさ」や、「無意識の自己否定」が潜んでいて、そこから引き起こされていることも多いんです。
たとえば「私の仕事なんて、まだちゃんとしたものじゃないし…」と、自信のなさがどこかにあると、相手にもそのエネルギーが伝わってしまいます。
相手の問題ではなく、自分の在り方が引き起こしているのだとしたら、そこを変えればいいだけです。あなたの在り方が変われば、夫の態度や言葉も不思議と変化してきます。
あなたの心の深い部分にある思い込みや価値観って、自分では気づけていないことが多いものです。でもそれに気づき、向き合って整えていくと、関係性がやわらいできます。自然な会話や笑顔が戻ってきて、気がついたら夫婦仲も良くなっていたりするんです。
まずは、「誰にどう見られるか」より、「私が私をどうとらえているか」「私が私を信じているか」がカギになります。

仕事モードのまま家に帰っていませんか?
パートナーに「ろくに話を聞いてくれない」「仕事のことしか考えてないんじゃない?」って言われた…
そんな経験はありませんか?
起業家というのは、無意識に常に“オン”の状態になりがちです。でも家庭でもオンのままだと、自分が疲れるのはもちろん、家族に対して、「心のあたたかさ」や「受け取る姿勢」を持つのが難しくなります。
パートナーや子どもとの時間は、あなたの心を深く癒し、満たしてくれる貴重な資源とも言えます。仕事モードのスイッチをいったんオフにして、「おかえり」「ありがとう」「今日どうだった?」の何気ない一言を意識してみてください。
ちょっとした言葉がけで、パートナーや子どもとのコミュニケーションが生まれ、自分も満たされます。自分が満たされると、仕事のアイデアやひらめきも驚くほどスムーズに降りてくるものです。
家庭は“支え”というより、「起業を続けるための“エネルギーの源”として、とても重要な存在なのだ」ということを意識してみてくださいね。
「私」が心地よくいられる関係を選ぼう
起業して時間が経つほど、人間関係にも「変化」が現れてきます。友人関係、パートナーとの関係、親との距離感——
どれも今まで通りにはいかないことが増えていくかもしれません。
でもそれは、あなたが変化し成長している証ともいえます。人間関係に違和感を感じたときこそ、「自分の本当の思いと何かズレているのではないか?」「自分にとって心地いい距離感はどこか?」を見直すチャンスです。
無理に合わせようとせず、「自分がどう感じているか」を大切にしましょう。そして、相手を変えるのではなく、「自分が本当はどう在りたいか」を考え、自分の在り方を少しずつ整えていくんです。するとね、不思議と良い出会いや関係性が巡ってくるようになります。
起業という旅は、自己対話の連続でもあります。「誰かのために」も大切だけど、もっと重要なのは、「あなた自身を大切にできているか」なんです。「私が幸せになる」ことに意識を向けて、それを選んでいきましょう。
幸せなあなたの未来にキスを送ります♡